1000の風 1000のチェロ

いせ ひでこ 作 絵
チェロの教室に通う主人公の少年がその教室で偶然であった神戸からやってきた女の子。 そして復興支援コンサートに参加することで出会った、ひとりの老人もまた神戸の大震災の体験者でした。ふたりとも大切なものをこの地震で失い、まるでそのなくしたものの影を抱くようにチェロを弾く。男の子も実は大切に育てた犬が死んでしまい、その犬の代わりにお父さんがチェロという楽器を与えてくれたのでした。 人の形をした楽器チェロ。まるでそれぞれが自分の分身を抱くようにしてチェロを弾くチェリストたち。たくさんの人がそれぞれの思いを抱きコンサートに臨みます。



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